臨時議会開催

佐渡市長の高野宏一郎です。

 今日(13日)臨時議会が開催されました。3月議会と6月議会

の中間の時期で、急いで議会の議決が求められている議案につ

いて提案しました。

 今回は5つの案件のうち、東日本大震災支援の約2億1千万円(

避難者支援・消防職員派遣経費等)と、住宅リホーム助成経費

に1億円を計上したものが目玉です。被災地支援は2億1千万円の

うち、約1億8千万円は県経由で国からの補填があります。

 また住宅リホーム支援事業は当初景気対策で6千万円が23年度

予算で計上してありましたが、申込み開始とともに4日間で締切

となったので、第2次で1億円を追加しました。ところがこれが1

日で予算額に達してしまいました。外れた申込者からクレーム

が殺到しているので、今回第3次の事業を認めていただき、先の

2回と異なり、抽選で決定し、この事業は今回で最後とするもの

です。

 補助交付条件は家屋の改修修繕金額の1/5を補助するもので、

20万円が上限です。大震災もあり景気は冷え込んでいて、経済

対策としては極めて効果が高い施策でしたが、第3次の経済対策

後に次はどうするかを検討しようと考えています。

ジオパーク推進協議会総会

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佐渡市長の高野宏一郎です。

 昨日(11日)市役所で現在申請を準備しているジオパーク

進協議会総会が開催されました。豊かな大地の恵みを受けた佐

渡は、自然をそのまま展示物に見立てた大地のテーマパークと

して、地質資源、動植物、人の営みなどなど、すべてが極めて

重要な大地の公園とも言えます。

 世界に誇るこの島をもう一度総合的に見つめなおし、検証し

、世界に発信することを目的に、世界ジオパークの申請のため

にこの協議会が発足するものです。

 佐渡では初めてのことなので以前から提唱されていた日本ジ

オパーク委員会の小泉武栄先生に午前中講演をお願いし、多く

の関係者を集めて佐渡の重要性について認識を新たにしたとこ

ろです。

 佐渡世界遺産、GIAHS(世界重要農業資産システム)にも申

請をしていますが、この2遺産を支える大地の価値の認識によっ

佐渡の3大遺産(資産)が広く世に知られることを願ってい

ます。

美しい

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佐渡市長の高野宏一郎です。

 7日(土)岩首の元市議会議員大石惣一郎氏に案内されて、岩首の棚田へ出かけました。佐渡市は国連によるGIAHS(世界重要農業資産システム)へ日本初の認可を能登の棚田とともにあらそっていて、今年6月の北京でのプレゼンテーションを控えています。

 佐渡の棚田は規模こそ小さいものの金山の歴史と文化を背景に生物多様性を維持し続けて、トキを最後まで生き残らせた島の農業の重要性を訴える必要があります。

 佐渡の多くの棚田がすでに姿を消した今、写真のような美しい景観を残している岩首の景観を守ってくれている集落のみなさんに感謝しなければなりません。案内してくれた大石氏は佐渡市の認識の遅れを今更にとなじり、いつもの棚田サミットの開催の持論を私に迫って、タジタジ状態で帰ってきました。

ラ・フォル・ジュルネ

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佐渡市長の高野宏一郎です。

 昨日(4日)アミューズメント佐渡で開催されたラ・フォル・

ジュネ新潟のプレ公演ヘ出かけました。「ラ・フォル・ジュネ

」とはフランス語で≪熱狂の日≫という意味だそうで、フラン

スのナント市(ナント市は新潟市姉妹都市)誕生したクラッ

シック音楽の世界最大の音楽祭でこの連休中、東京、金沢、新

潟、琵琶湖で開催されています。

 今回の演奏は新潟出身の奥村愛(バイオリン)姉妹を中心に

した弦楽三重奏と鈴木秀美(チェロ)の2公演でした。島外から

のファンの参加もあって、ハマナスホールは超満員で心配して

いたスタッフも一安心でした。
 今回佐渡では初めての取り組みでしたが、なかなかクラッシ

ック音楽に触れ合う機会の少ない佐渡では貴重な機会でした。

新潟市では6日から本公演で、東北地方大震災で演目は減ったも

のの熱狂の日々が始まります。

郵政改革法案

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佐渡市長の高野宏一郎です。

 今日は東京で「郵政等三党合意を考える会」で離島から見た郵政民営化と題して30分間意見を述べる機会がありました。現在郵政民営化の問題点について民主党社民党国民新党の3党が合意の郵政改革法案が棚ざらしになっていますが、そのことの意見を求められたものです。

小泉政権下で民営化された郵政グループは5社に分割されましたが、うまく機能しない改革は今のままでは3社体制に簡素化して利便性を高めることも、新規事業に参入してサービスと経営体力を向上させることも進まない状況です。

 今日は最初に日本郵政?の齋藤次郎社長の話の後、私が約30分に亘って佐渡や離島の分社されての実情を利用者や自治体の長からの視点で、地域維持の仕組みとして郵便局が果たしている役割の重要性を中心に30分間お話しさせていただきました。よじれ国会と大震災も加わっての将来展望が開けない中、早急に日本郵政グループの組織見直しを進める必要があることを強調しました。 

出雲トキ学習施設竣工式と齋藤元総合政策監福島へ

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佐渡市長の高野宏一郎です。

 今日は(23日)出雲市で今年1月に分散飼育で出雲へ渡ったトキ4羽が関連

する学習センターの竣工式に招待を受け出雲へ飛びました。今年1月に出雲へ

分散飼育で移したトキ4羽からすでに4羽の雛が孵化していて、センターの近

くに映像でそれを見れる施設が完成したものです。


 今朝、ホテルでのニュースで計画避難を指示された福島県飯館村に国は原

子力災害対策本部の職員を滞在させるニュースが流れ、3月まで佐渡にいた齋

藤元彦(総合政策監)の姿がちらりと映りました。飯館村福島原発から20

キロ以上は離れていますが、今回避難指示がでて、5月末までに住民避難を終

えるようにする大変な作業がこれから始まりますが、体に気を付けて頑張っ

ていただきたいと思います。(写真は長岡出雲市長)

高田公園花見と粟島新高速双胴船


佐渡市長の高野宏一郎です。

 16日(土)朝小木からの佐渡汽船のチャーター便で370名の高

田公園のお花見ツアーが出発しました。恒例の行事でしたが、

今年は東日本大震災のため、自粛ムードが蔓延する中、不景気

を払拭しようとあえて、大人数で繰り出しました。直江津港

上越市村山市長が自らお迎えいただきましたが残念なこと

にお天気が崩れて残念でした。

 そのあと粟島へ向かいました。粟島では高速新造船がこの15

日から就航して、その記念式典が17日粟島で開催されるので全

国離島振興協議会会長として招待されたものです。翌日は泉田

知事をはじめ多くの来賓が粟島を訪れ、日本海側では初めての

高速双胴船就航を祝いました。

 餅撒きから始まって粟島住民がすべて集まったと思われるほ

どの島あげてのイベントでした。この船は長年の島々の願い、

つまり航路は道路であるとの主張を国が認め、道路予算から離

島航路の船舶建造に交付金を充てることとなった最初の船で、

佐渡市でも今後船舶の建造にこの仕組みを利用しようと期待し

ています。