豪華船飛鳥?来島
昨日(1日)二見港に客船飛鳥?が入港して乗客の約750名
が佐渡を楽しみました。私も乗り込んで歓迎の挨拶をし、佐
渡を宣伝しましたが、豪華なクルーズ船のお客さんは長い人
生を経て、リタイアされた方々が圧倒的に多い感じです。
近寄ってきたあるお年よりの船客が、これから上陸しタク
シーで観光するのだが、本間雅晴中将の記念のものは残って
いるのかと問うてきました。第二次世界大戦時、フィリッピ
ンのパターン半島の死の行進の罪で東京裁判で死刑を宣告さ
れた本間将軍は佐渡畑野出身の旧日本軍のリベラル派で悲劇
の将軍といわれています。
軍により任を解かれて故郷にいた将軍が裁判に際し黙して
周囲のすべての罪を背負い従容として死におもむいた人だっ
たと涙を浮かべ、こみ上げてくる激情に言葉の詰まらせなが
ら、その男らしさ、人間性を語られる老人の言葉を黙って聞
めた複雑なひとときでした。