yumeyumehikou-05052009-08-16

佐渡市長の高野宏一郎です。

 12日朝、水津漁港の中で、昨年の2月24日の高波被害からの復興を記念した、復興の碑の除幕式が行われました。近藤先生は選挙行程の都合から夫人が参加され、祝辞を述べられました。

 思い出せば昨年の2月24日は悪夢の高波に、水津は翻弄されました。前日まで北西の風と報道されて安心していた北東向きのこの漁港は早朝からの波浪の打ち付ける波音にたたき起こされたのです。港の中はたらいを揺り動かすが如くで、前浜から接近しようとした我々はけが人の救出に、吹雪の中で携帯で知事に救援を求めましたが視界の悪さに救援ヘリも飛びたてない状況でした。

 悪夢から醒めると同時に港の修復に向けての活動が始まりました。近藤先生をはじめ国への陳情を繰り返し、局地激甚災害の指定を受けたのは、今年の3月になってからでしたが、このおかげで県も市も救われて、2年目の災害復興は順調な歩みを始めました。そして水津復興もあと一年、漁港外郭の修復を残すだけになりました。(佐渡市は水津のほかにも鷲崎、北小浦その他の港や道路の被害総額は230億円に上ったのです)