北陸地区港湾整備促進連合会総会と大観光交流年フォーラム

佐渡市長の高野宏一郎です。

 17日朝早く敦賀を出て新潟に向かいました。敦賀では前日、日本港湾協会が主催して北陸地区港湾整備促進連合会が開催されました。昨今の経済危機も一段落した様子ですが、景気回復にアジア(特に中国)のパワーがどうしても必要であることがわかるにつれ、日本海側の港湾の重要性が増しており、佐渡も両津、小木、赤泊、二見の港湾をもっと活用しなければなりません。今回は特に来年の総会開催の予定地が佐渡ですので、営業もあって、参加し佐渡での開催をお願いしました。

 新潟では第5回北前船寄港地フォーラム「大観光交流年ー観光と地域交流を考えるフォーラム」が開催されました。
私はパネラーにこそなりませんが会場から意見発表するという立場です。

 フォーラムは13時30分から開始されましたが、最初に大船渡の新沼留之進(船大工棟梁:小木の白山丸を復元させた棟梁)氏が製作した2メーターの北前船が紹介されました。佐渡に縁の深い方ですのでお会いしたかったのですが都合でお目にかかれなかったのが残念でした。

 そのあと泉田知事が大観光交流年にかける思いを述べられ、新田嘉一氏(日本海沿岸を回廊に見立てて振興活動されている)、基調講演を作家の石川好氏(酒田市美術館長)による北前船コリドール(回廊)構想提唱者としてのお話をいただきました。

 さらに問題提起「大観光交流年、期待と課題」。続いてパネルディスカッション「スピリットのかたち」と続いて中身の濃い議論が進み、最後に来賓の一人として私に順番が廻り、佐渡北前船、そして航送料1000円問題について(よほど今回の1000円問題は話題になっていると見える)説明し、意見を述べました。そのあと佐渡伝統文化研究所長の石瀬先生が佐渡へ歓迎の挨拶を述べて終了しました。

 皆さんの話の中でも佐渡の存在感は新潟県の中でも圧倒的で、次回は佐渡で開催したいとの声が強く出てきて、意を強くしました。