空港フォーラム

佐渡市長の高野宏一郎です。

 先日、国土交通省航空局空港部空港政策課長・羽尾一郎氏をお呼びして、「地方空港の課題と展望」と題する基調講演と続くパネルヂスカッションを開催しました。

 長年の悲願である佐渡空港の改築に関しては、地権者の皆さんのご理解を得て、以前に比べると格段の進展を見ていますが、あまりにも時間がかかったために、新たな問題も出てきており、これから短期間に詰めにかからなければなりません。

 羽田空港再拡張事業(羽田4本目滑走路整備)が平成10年には完成予定です、羽田は運行会社には人気の空港で今回大幅に乗り入れの枠は広がるものの、外国航路にも枠配分がなされることにより、乗り入れ枠を希望している佐渡がどこまでこれに参入できるかが鍵となります。

 そのような見地から、今のところ既存の航空会社の参入希望は無いので、新規の航空会社を設立しても、枠を取りに行きたいと考え検討中です。

 さてフォーラムですが、農繁期でしたが900人を超す盛況で羽尾課長の明快な説明で、佐渡空港の延伸はひとえに羽田乗り入れにかかっていること、そしてその手立ては限られた方法しかないこと、時間が差し迫っていること、しかしそれを乗り越えれば、佐渡に明るい未来が待って居ることなど熱く語っていただきました。内容はCNSテレビ(市営ケーブルテレビ)で放送いたします、ご覧ください。