離島の海域管理に果たす役割の重要性
佐渡市長の高野宏一郎です。
去る4月7日(火)海洋基本法フォローアップ研究会(代表世話人
・中川秀直)から麻生内閣総理大臣への「新たな海洋立国の実現」
の提言書に「離島の海域管理に果たす役割の重要性」が強調されま
した。
これは今まで国ははっきり言って、離島について単なる過疎地の
程度の強いもの・・程度の感覚でしか受け止めていないことが、島
が放棄されたり、無住化で、たとえば竹島問題で他国に実質支配を
許したり、沖ノ鳥島問題では脇の甘さをつかれたり、対馬問題(韓
国資本に土地を買い占められつつある)が起きていることを全国離
島振興協議会中心に、各界に働きかけてきたことがやっと実りかけ
て来たものと感慨深いものがあります。特に人が住むことによって
のみこれら問題解決となることを強く今後も主張していきます。
このの中に「わが国の広大な排他的経済水域の重要性から、新た
な視点で離島の保全・管理・振興策を推進する。人の住む離島につ
いては住民の安全安心の生活確保と定住環境の公共のため、交通・
情報・医療・教育等の生活基盤及び離島の社会資本の整備を推進す
る。人の住まない離島に関しては、島及び周辺海域の保全・管理と
有効活用に資するプロジェクトを実施する。」(一部省略)として
いて、今後の国の対応を求めて行きたいと考えています。