漂着ゴミ処理法案

佐渡市長の高野宏一郎です。

 4月17日(金)「美しく豊かな自然を保護するための海岸における良好な景観及び環境保全に係わる海岸漂着物等の処理等の推進に関する法律」について「与党漂着物対策プロジェクトチーム」の合同会議が開催され、海岸漂着物の処理推進法案は合意がなされました。
 これを受けて4月21日には海ゴミ法案はその後の議論で一部訂正されて、漂流・漂着物対策特別委員会・総務部会・農林部会・水産部会・国土交通部会・環境部会合同会議で最終的に了承されました。

 我々離島は長い間、漂着ゴミの問題に悩み、訴えてきましたがやっとこの問題解決への方向が見えてきたような気がします。この法案では海岸管理者、すなわち国が責任を持つことが明記されるということで画期的な法案となります。今後は与党だけでなく、野党もこの問題には理解を示しているので、早期成立が期待されますし、
佐渡でも既に今年からモデル事業で素浜でモデル清掃事業が始まります。

 なお、加藤紘一委員長より、緊急経済対策の一環として、海岸漂着物等の処理に3年間で50億円を基金として積むとの発表がなされました。この日には佐渡市長も同席ししましたが、佐渡からは斎藤企画財政部長、金子市民環境部長も参加して、法案成立の過程を見守りました。