新たな海洋立国の実現へ

佐渡市長の高野宏一郎です。

 佐渡も春盛り、桜も満開です。平場の桜はこの数日の暖かさで散り始めました。
 離島センターから新しい情報が入ってきました。先日海洋基本法フォローアップ研究会(中川秀直代表世話人、元自民党幹事長)から総理大臣へ提案書が出され、「離島の役割の重要性」が強調されたとのことです。

 一昨年海洋基本法が制定され、離島の重要性が認識され、昨年の国の政策の重要性を予算に反映させるキーワード、「骨太2009」に離島の重要性がうたわれ、国の補正や予算に着々とその効果が出ていますが、さらにそのアクセルが踏み込まれたものと考えます。

 昨年3月には「海洋基本計画」が閣議決定を見て、この研究会が重点的に推進するプロジェクトとして取りまとめられました。離島の振興が「200海里水域の開発・利用・保全」の重要なプロジェクトとされたことは特筆すべきことだと思います。この中の記載は下記のようになっています。(一部省略)

「わが国の排他的経済水域(世界で認められた国の経済的な支配権が及ぶ200海里以内)に点在する離島の海洋管理の重要性があり、新たな視点で離島の保全・管理・振興策を推進する。特に人が住む離島は住民の安全安心の生活確保と定住環境の向上のため、交通・情報・医療・教育等の生活基盤および離島の社会資本の整備を推進する」

 これからが楽しみです。、