全国離島で陳情・海ゴミ対策法案
佐渡市長の高野宏一郎です。
石川動物園を視察して東京へ出ましたが翌8日(水)は10時から
全国離島振興協議会による霞ヶ関への一斉陳情です。国は追加景気
対策を打ち出す直前で、今までの活動で与党内で一部形になってき
ていることへのお礼と、もう一押しのお願いで私と副会長6人で一
斉に省庁を回りました。
このブログがのる時には既に国の新年度補正は新聞発表になって
います、本日(10日)には正式決定となるそうですが、今までに
無い大型補正で各省庁も大変な熱気に包まれていました。離島関係
予算でも今まででは考えられないような対応が考えられます。最後
は近藤農水副大臣室で終わりましたが、丸1日中駆けずり回りまわ
った感触では、内容までは教えていただけませんが疲れた中にも明
るい表情から結果が期待できそうです。
9日には急きょ念願の海岸漂着ゴミの対策について、与党の法案
骨子(海岸における良好な景観及び環境の保全のための海岸漂着物
等の推進に関する仮称法律案)がまとまったので関係者ヒアリング
(与党漂流・漂着物対策プロジェクトチーム・加藤紘一座長)が開
催されることなり、佐渡へ帰るのが1日延びました。私も佐渡市長
として意見を聞かれて
1)海洋保全は国の責務であることを明記。
2)国は「基本計画」を作成し、都道府県地位規制策に基づき必
要な支援。
3)離島は国土最前線でゴミを防御するフィルターとして機能して
いるので「重点地区」として規定し、予算面での措置。
4)内国からでるゴミの排出抑制対策を推進をお願いし、
さらに離島のゴミに対する現状を説明させていただきました。今
回のヒアリングは急に決まったこともあって他の離島の仲間が時間
が取れなくて、送られてきたそれらの意見も代弁しました。
長い間、海ゴミサミットなどを開催し、議論を巻き起こしてきま
したが、この問題は与野党を通じて関心も高いので、やっとこれで
法案成立が目前に迫ってきていてうれしい限りです。