世界遺産シンポジューム・朱鷺メッセ

佐渡支庁の高野宏一郎です。

 昨日(20日新潟市朱鷺メッセで開催され、私もたまたま知事

が都合が悪くて代わりにパネラーとなりました。佐渡金銀山の世界

遺産登録は記憶にも新しい昨年9月26日(トキ放鳥の翌日)に国

内暫定リスト搭載決定となりましたが、その内容が2007年2月

に既に登録された石見銀山との統合・拡大が条件となっていて、石

見川の同意が取れないままに足踏み状態となっている。

 登録機運を巻き起こそうと、中野洸県会議員が会長をつとめる新

潟県「佐渡金銀山」世界遺産登録推進議員連盟県議会議員全員加

盟)と佐渡市世界遺産登録推進議員連盟(市議会議員全員加盟)、

教育委員会、市教育委員会の主催で300人あまりを集めて開催

されたものです。佐渡からの参加者も多く、市議会議員も20名が

参加されました。

 パネラーの1人、長岡市出身で女優の星野知子さん(NHKなっち

ゃんの写真館でデビュー・現在文化庁世界文化遺産特別委員会委員

)は今後の本登録に向けて、世界から見た佐渡金山の価値を意識し

てアピールすべき、また登録は終点ではなくスタートであること、

そして多くの世界遺産を見てこられた体験を話していただけました

 石見とは大田市石見銀山の所在市)の市長と今までも金銀山サ

ミットなどを通じて交流があるので今後一層の理解を求め、同時に

民間の接点は長い歴史を大切にして、理解いただけるよう努力を重

ねれば、必ず近いうちに解決できると思っています。

 私は上杉コーディネーター(新潟日報佐渡支局長)に問われて、

数年内に本登録になると強気の発言をいたしましたが、間違いは無

いものと確信しています。