3月議会一般質問最終日

佐渡市長の高野宏一郎です。


 昨日(11日)は一時雪となり、このまま春かと思わせた気持ち

を縮みあがらせました。しかし桜前線の報道も始まり、既に啓蟄

過ぎ、3寒4温の繰り返しでもうすぐ春分です。

 本土へ渡ったトキの問題で県との調整が進み、連名で速やかに国

に要望することになりました。一部には餌を取れない場所もあるよ

うで対応が急がれます。いずれにしてもこのままでは本来の計画に

齟齬をきたすので、急いで国に対応を求めたいと思います。

 昨日で議会の一般質問は終わりました(最終日は25日)。なんと

いっても景気対策が問われましたが、国の補正予算で大幅に景気対

策費の増えた予算提案(16億円と新潟県ではナンバーワン規模)

が最後に提出されたので、今後議論していただくことになります。

 そして今回の質問で問題となったのは市職員の給与と民間給与の

差についての議論でした。確かにこのところ民間の不況は大変なも

のです。佐渡から撤退する企業も出てきました。その中で佐渡市

務員はラスパイレス指数は90程度、現在3%の給与カット中、県

内20市の水準では最低ランクといえど民間との大きな差があるの

も事実です。職員定数の問題もありますので、今後の議論が必要で

す。

 もう一つ新しい動きが感じられる質問が出ました。何人かの議員

から自治基本条例の制定が提案されました。昨年の新年の挨拶で当

時の梅沢議長が自治基本条例の提案されていたのが思い出されます