佐渡ブランドの危機

佐渡市長の高野宏一郎です。

 11月に思わぬ初雪を見ましたが、このところ比較的穏やかな毎日が続いていて、先日のおんでこドームでの「うまさぎっしり冬の陣」で時化待ちのブリが品切れとなったと聞きました。

 このところ毎日のように景況が極端に悪い報道ばかりですが、お隣の中国はどうなっているのでしょう。走り始めたらどうしても成長率を落とすわけにいかず、問題を内包しながら止まると生きていられないマグロのように突っ走り続ける恐竜を横目に見ながらひたすら身を縮めている日本です。

 その中国ですが、一衣帯水の日本といたるところで問題を起こしています。最近では彼の地で日本の地名まで商標登録されていて大騒ぎになっています。

 ある方から、「佐渡」も登録されている、と教えられて調べてみると、ありました。「佐渡」「佐渡ヶ島」と2つもあるではありませんか。驚いていると、佐渡ばかりでなく県内でも被害の地名はたくさんあるとのこと。良かったことにまだ申請されたばかりで、正式に受け付けられたらすぐ対応しなければなりません。国の対応も見えてきているので注意しながら対応していくつもりです。

 佐渡ブランドもここへ来てトキ効果もあって「トキと暮らす郷認証米」や寒ブリ、南蛮えび、おけさ柿、ル・レクチェなどブランド名が知れ始めてきました。佐渡ブランドが将来中国で使えないことにならないよう、監視を強めなければなりません。