チャレンジ事業とトキ放鳥後

佐渡市長の高野宏一郎です。

 今日(14日)佐渡おこしチャレンジ事業第2回成果事例発表会が開催されました。このチャレンジ事業は合併時合併特例債で40億円の基金を積んでその果実(利子)を地域の活性化に努力する団体に支援するものです。内容は地域活性を計画する地域のグループが100万円以内で3年だけ市の支援を受けられるものです。

 今回はまつさき食の陣、佐渡金銀山古道を守る会、佐渡小獅子舞サミットの3団体が発表に立ちました。それぞれに素晴らしい発表でしたが、その後担当からチャレンジの補助の説明が行われました。会場からは、3年過ぎた後が大変でその後の支援も必要だ・・とか基金は将来共続いていくだろうかなどの発言がありました。

 同日トキ交流会館で「トキ試験放鳥・市民の集い」が開催されました。環境省自然保護官の岩浅有紀氏による基調報告があるはずでしたが、たまたま怪我をしたNo.15の個体が死亡して発見されたことで、参加できませんでした。今回のフォーラムは島内の専門家全部を集めた豪華キャストで、今までになく突っ込んだ話し合いが行われました。特に、国、県と佐渡市の役割、分散飼育に係る佐渡人の本音など、今までにない盛り上がりでした。

 特に最後の佐藤春雄先生の発言が、今まで分散飼育は佐渡でと思っていました。しかし経費のことを考えて無理だと思っていました。しかし中国の環境を考えると、立派な施設ではなくて鳥小屋程度であれば、佐渡でも出来るのではと思います・・・との発言には力づけられました。