金沢へ

渡市長の高野宏一郎です。

 14日、佐渡土地改良連合会の土屋理事長と一緒に北陸農政局を訪問し、今回着工している小倉ダムと南部の外山ダムの早期完成と、造成後の管理に係る陳情を行いました。

 おおむね1000Haを灌漑するダムは基幹施設としての位置づけで、完成後は佐渡市が国からの管理委託を受けることになりますが、基幹施設としての位置づけとなれば、国と県から補助がでます。

 小倉ダムは灌漑面積1600Ha、外山ダムは960Haとほぼ1000Haですので、特に佐渡は離島であることもあり、基幹水利施設管理事業としての採択をしていただき、末端の負担が軽くなるよう、お願いするものです。

 さて、北陸農政局は金沢にあるので、一行は新潟を出発して越後湯沢で「ほくほく線」に乗り換え、直江津経由で金沢に向かいましたが、越後湯沢で先に乗り込んで待っていると、東京から到着した新幹線の乗り換え客でたちまち満席となりました。(「ほくほく線」は新潟県との第3セクターで越後湯沢と直江津間を結んでいます・正確には六日町〜犀潟間59.5km)

 東京方面から北陸への客は本来長野経由で目的地へ行くのが近いのですが、まだ長野から先が開通してないため、上越新幹線で越後湯沢まで迂回して「ほくほく線」で直江津経由で目的地へ向かうのです。

 2014年に長野から直江津経由で金沢まで開通すると越後湯沢まで来る必要がなくなり「ほくほく線」のお客さんは激減し越後湯沢までの乗車客は同じく激減します。

 同時に上野発の北陸新幹線の便は増え、東北新幹線も青森延伸で増える便数を上野〜大宮間が吸収できなくなり、結局利用者が減った上越新幹線の減便につながるのではと心配されていて、それがいわゆる「2014年問題」だということが、実感されました。