新潟大学との包括連携協定締結

佐渡市長の高野宏一郎です。

 13日、新潟大学医学部で、下条新潟大学学長と「相互に協力し、自然、環境、医療、地域振興、教育、研究など地域社会の発展と人材育成に寄与するため」包括的な連携協定の締結を行いました。

 既に新潟大学と市は昔から、相川の臨海試験場や演習林(最近、洞爺湖サミットのメインダイニングルームで飾られた杉の原生林の写真で有名)、佐渡の離島医療に医師を送り込んでいただいている等々、深い関係があります。今後も多くの大学が佐渡を研究するために入り込んできますが、最終的には大学同士が協力しての共同研究機関が佐渡に設置できることを期待しています。

 署名終了後、医歯学総合病院で、佐渡病院との間をつないで、テレビ会議システムで、双方向での離島の医療技術のバックアップの実演がされました。佐渡病院の川崎副院長と野崎医師が出演して、レントゲン写真について新潟大学と病院との意見交換と使い方の実例が説明されました。今後地域の医師不足に対応する手段としての役割が期待されます。

 今後、医療技術のネットワークは一層強化しなければなりません。佐渡では現在、佐渡病院の建設で、市にも多くの協力要請がなされ、関係が深まっていますが、島内の医療機関間でも、横の協力関係が一層緊密になることが期待されます。