2014年問題と新潟を考えるフォーラム
佐渡市長の高野宏一郎です。
12日、アミューズメントで「2014年問題とこれからの新潟を考える」と題したフォーラムが開催されました。これは2014年に北陸新幹線が金沢まで延びることによって、上越新幹線が枝線化(今まで北陸方面の客は湯沢でのほくほく線に乗換えで、上越線を利用していた)して乗客が北陸線にまわり、減便になるのではとの懸念から、関係市町が集まり、問題の
解決を探ろうというものです。
参加市町は新潟市、長岡市、三条市、新発田市、小千谷市、加茂市、十日町市、見附市、村上市、燕市、五泉市、阿賀野市、魚沼市、南魚沼市、胎内市、川口町、湯沢町そして佐渡市です。(上越市などは入っていない)
もう既に第一回が今年の3月に開かれて以来、回を重ねて佐渡市は第5回目です。基調講演を志賀秀一氏(01年から3年間、佐渡の活性化を考える懇談会に参加した経緯があり、佐渡の可能性に注目している研究家)でした。
佐渡は北陸新幹線の延伸では、上越市に新駅が出来ることもあって、あまり問題意識が市民の中に広がっていません、確かにこれによって、直江津からの入込が増え、小木航路の2隻化も視野に入ってきますが、同時に上越線がやせ細ることによって、新潟空港の利便性が薄れたり、両津航路の便数が少なくなったりする恐れも拭いきれず、佐渡なりの影響を深く調査する必要があります。
今は単に中立的にある佐渡も今後激化する地域間競争の中で新潟域の地域経済が衰退の場合は、環日本海経済圏が分極化し、新潟経済圏の中にある佐渡の衰退にも関わる問題であることを実感しました。