坂野健太君来訪、

 佐渡市長の高野宏一郎です

 11日、前浜中学校3年生、坂野健太君が直接のアポで斎藤企画財政部長を訪問して「佐渡市の今後の活性化」について、聞き取りと市長にも面会したいと申し込みを受けました。

 市長訪問の前に島内の施設の見学などを行い基礎知識を深めてからの訪問でした、質問は主に、佐渡は人口が減っている原因と、これを増やすのには何が必要か?バスが不便、でしたが、

 佐渡の生まれる赤ちゃんの数(合計特殊出生率・夫婦から生まれる子供の数はおおよそ1.8前後)は新潟県では一番多い方であること、しかしなぜ人口が減るかは

1)佐渡に高校から上の学校が少ないので(昨年には専門学  校の誘致に 成功した、これから看護学校の増員をお願い し ている)対策が必要な こと。
2)企業が少なく仕事が無いので、IT企業や汽船の運賃があま り負担にな らない企業の誘致につとめていること。
3)バスの問題は今、公共交通の見直しをして、安く便利なバ スに改革す る作業を行っていることなどを説明しました。

 就職問題は根が深くて現実には企業は若い人の採用に苦しんでもいるので1)と2)は平行して進めていかなければいけません。

 真剣に質問される坂野君に、積極的な島の子供たちのの将来を明るく感じましたが、ひるがえって、簡単ではない過疎化への対応に身の引き締まる思いでした。