トキのクローン

佐渡市長の高野宏一郎です。

 明日(6日)全国離島振興協議会の国要望で上京しています。 今朝の新聞で面白い記事を見つけました。それは16年間、凍結保存していた死体からクローンマウスを作ることに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターのチームが成功したという記事です。

 本来自然で元気な細胞の核を他の細胞の核と置き換えると入れ替えた動物に生まれてクローン(親と同じ遺伝子を持つ個体)が出来るのですが、核が長い間凍結したりしていると核が壊れてうまく行かなかったものが、今回内部の核を壊さずに取り出す方法を工夫した。(一旦胚性肝細胞を作って、その核を取
り出して卵子に移植した・難しい・・・)それによって4匹のクローンが出来たのです。*幹細胞とは分裂の極めて初期には夫々の手や足の機能が細胞に割り当てられる以前なので、その細胞から体の部品のすべてを作ることが出来る細胞・・・間違っていたらごめんなさい。

 この事実はわれわれにとっても大きな出来事です。トキの金ちゃんの遺体は冷凍されて今でも保存されています。もうすぐ絶滅したと思われた佐渡のトキがよみがえるトキが必ず来ます。本当に心トキめくニュースでした。

 オバマが勝ちました。圧倒的な差で、本当にチェィンジです。世界が変わろうとしています。