東京農大会長に面会と世界遺産講演会

 佐渡市長の高野宏一郎です。

 3日、国分寺祭りの帰りに東京農大を訪問して大澤貫寿学長にお会いしました。甲斐副市長が同窓という縁で、トキの島と東京農大佐渡の環境問題と産業振興でで包括協定を結ぼうというものです。研究陣や学生の環境学習の場を設けるなどの企画が考えられています。環境の島づくりに向けて、多くの大学との話し合いが続けられています。ちょうど農大の収穫祭の最中で熱気あふれた祭りに小田急線経堂駅からの人の列に途切れがありませんでした。

 そのあと、新潟へ戻るとすぐ、朱鷺メッセで「金と銀の島、佐渡」と題した、石見の中村ブレイス社長の中村俊郎氏(義肢義足などの製造会社社長で石見銀山資料館理事長)と国立科学博物館理工学研究部研究主幹の鈴木一義氏の講演会が開催されていて、会場に顔を出しました。主催は新潟県ですが、県会議員による登録推進議員連盟と市の登録推進議員連盟の皆さんが熱心にこの会を準備していただきました。250名を越す参加者で、講演後も次々と質問の手が挙がって、参加者の熱心さと佐渡金銀山への関心の深さが感じられました。

 終了後、昨年の訪問以来既に顔なじみの中村社長と懇談の機会を得ましたが、報道では石見が佐渡との拡大統合条件について、懸念を表明していることについて話題が及んで、今後文化庁の指導を得ながら、根気強く理解を求めていくことをお伝えいたしました。(今回の件で、石見銀山のコンセプトを変えたり、ストーリーが変わることにもなるので、石見の協力がどうしても必要になります。)