行方不明のトキ発見か、エタノール走行実験

 佐渡市長の高野宏一郎です。

 ビッグニュースが飛び込んできました。行方不明のトキが胎内市で発見されたというのです。まだ未確認ですが明日から本格的に確認作業に入るそうです。放鳥されたときのあのせわしい羽ばたき、まだ飛翔に慣れてない飛び方だったあのトキが海を渡ったとすれば、よほど恐怖に錯乱したのだろうと不憫です。もし佐渡のトキだったらせめてもう1羽も一緒にいてくれるといいのですが・・・。

 今日(28日)両津、浜梅津でエタノール米の刈り取りとエタノール混合ガソリンの製造(Eー3といわれるエタノール3%混合ガソリン)と走行試験、そして刈り取った米のエタノール製造実験が行われました。

 筑波大学の実験に佐渡市も協力しています。この内容は報道によってご存知の方も多いと思われますが(市長も新潟県初の運転をしました)エタノール製造の事例が多い中で、コスト節減を最大限行うことによって実現の可能性を高めようとしているものです。

 設備はドラム缶を改造したもの、熱源は薪、攪拌は人力、稲も不耕起、直蒔き、そしてモミのままの酵素処理、残渣の飼料化等々、ありとあらゆる方策でコストを下げる努力をされています。5日後には蒸留が始まります。楽しみにしています。(この実験は19,20,21年の3ヵ年の実施されます)