両津の老健竣工

 佐渡市長の高野宏一郎です。 

 今日両津の住吉で介護老人保健施設(いわゆる老健)親里・ショートステイすみよしの竣工祝賀会が開催されました。佐渡にとって施設介護の充実は焦眉の急でありますが、財政上の問題もあり、今後は民間の活力でお願いしたいと願っていたところ、今回社会福祉法人庄やの郷で建設していただき,100床(ショートステイが30床)のベッド数を確保していただきました。

 佐渡市では今まで400人もの待機者がいて、市民が心待ちしていた施設なので、本当にありがたいことです。この施設竣工により待機者環境はかなり緩和されると期待されています。今までも佐渡市では介護施設は急ピッチで建設されていましたが、老齢化の進展に追いついていません。

 まず理事長である平辰氏(地元出身)が御挨拶され、市長も祝辞を述べました。この場所は合併前の両津市から、福祉センター構想のあった場所(両津高校水産科の跡地)でしたので地域のご理解は得ていましたが、この地の利用への異論もあったりして、遅れてのスタートとなりました。

 新穂の特養完成に続いて今回の老建の完成で佐渡の施設も充実してきたところです。しかし狭い佐渡ですので最近は勤務するスタッフの採用が難航しているとも聞きます。労働市場の狭隘さは佐渡での事業の展開に障害となっていて、島の問題はつきません。