気仙沼大島へ



佐渡市長の高野宏一郎です。

 昨日から準備をしていた全国離島振興協議会の仲田部長と今

朝早く埼玉新都心のホテルを出て、気仙沼大島へ向かいました

気仙沼は16年に全離島の総会を開催した東北最大の気仙沼

島が今回の災害で大変な被害を受けています。やっと航路が回

復したとの知らせを受けて、慰問視察を計画しました。

 被害の激しさは報道されているとおりです。打ち上げられて

いる瓦礫の中はまだ被害者の捜索もままならず、異様な雰囲気

で市内を覆う粉じんと臭気にみなマスクを着け、無言で作業を

続けています。

 壊された臨時岸壁のはずれから臨時船はあふれる人々を載せ

て大島に向かいます。20分で島につきましたが7年前に来た時の

面影はなく、集落は瓦礫の下でした。しかし島らしいコミュニ

ティの健全さからか、本土市内の悲惨さとはやや異なり、人的

被害は思ったほどでなくホッとしました。

 出発前には市長に見舞金をお渡しし、離島への配慮を特にお

願いしました。津波の市内への影響を沖合の大島がさえぎって

くれたことなどの事実をお聞きし、たまたま佐渡の南ロータリ

ークラブの炊き出しが明日気仙沼で行われること、また佐渡

粟島の避難者受け入れの様子を説明させてもらいました。
気仙沼市長に全国離島振興協議会からのお見舞金を)