黒部市のトキ

yumeyumehikou-05052010-05-19

佐渡市長の高野宏一郎です。

 今日(19日)富山県黒部市で昨年の5月から黒部市で滞在中(?)のトキNO.4(黒部市の愛称トキメキ)が滞在1年を迎えたことを記念して「トキが結ぶー有効の証」調印式がおこなわれ、今後の日本の環境のために双方努力することを誓い合いました。

 放鳥されたトキのメスは予想に反して何度と無く本土に渡りさまよい続けていますが、黒部の地だけには滞在が永く、またこの地を一旦は離れてもまた舞い戻ることで、トキにとっても特別な土地であると思われます。

 私は一昨日、昨日と北信越市長会に出席して東京へ出る途中に黒部市を訪れ、この調印式に出席しました。黒部市黒部峡谷に見られるように清冽な水の都で、その環境がトキをひきつけるのだろうと思われますが、たまたま今日は当事鳥(者)のトキは能登半島氷見市へ出張中で面会は叶いませんでした。

 しかし熱烈なトキファンが氷見まで多数出かけたそうで、黒部市のトキフィーバーは収まる兆しを見せません。トキ饅頭、トキ音頭など経済効果も著しく、トキウォッチャーや、にわかカメラマンで地域のカメラ屋も大賑わいとのことです。特に佐渡を離れたトキはサービス精神満点で、トキファンのすぐそばまで近寄って愛嬌をふりまいていて、佐渡のトキとはまったく違い、佐渡に先駆けて人とトキの共生が出来上がっていました。