トキ巣作り始める
佐渡市長の高野宏一郎です。
昨日から職員が出て今回営巣を始めたトキのつがいのために、立ち入り禁止柵や注意書き看板の設置に汗をかいています。あすからは職員も動員されて整理に出ます。
昨日もある新聞社が申し合わせを出し抜いて営巣の写真を撮影したとのことで、メディアの間でひと悶着があったようです。私も今日は位置確認に出かけましたが、初めての営巣だけにみんな神経がピリピリしています。トキの観察には狭い迷彩テントのなかで、苦労しています。枯れた松の枝に丸裸で見渡せて、カラスにやられないか心配です。
モニター(トキウオッチャー)が必ず言うのは、「天敵よりも人間が悪い(見物してトキを脅かす)」です。最初の繁殖につながるかどうかですからやむを得ないことです。ただ心配なのは余りにトキ様様ではそのうち市民のリアクションが心配です。本当はトキにも人間に馴れて欲しいのです。