オペラ「夕鶴」

yumeyumehikou-05052009-09-22

佐渡市長の高野宏一郎です。

 昨日、オペラ「夕鶴」がアミューズで上演されました。佐

渡北片辺の民話「鶴の恩返し」を木下順二が核に「夕鶴」と

して書き下ろし、檀伊玖磨が作曲したもので、一昨年6月に

初めて佐渡で上演されました。そのときも今回と同じソプラ

ノ歌手家田紀子さんの主演で好評を博しましたが、今回は新

潟大学の学生のフルオーケストラでアミューズ大ホールは佐

渡では普通では体験できないオペラの魅力につつまれました

。素晴らしかったのは島内の20人の小中学生が特別参加して

わらべ役を演じて歌ったことです。

 日本ではオペラの歴史が浅く、プッチーニの「蝶々夫人

がありますが、純和製ではないので、日本発のオペラで世界

に誇れるものは「夕鶴」、ということで、佐渡の民話をベー

スに、それが原話の地で上演される今回の試みは画期的なも

のと言えましょう。また衣装はコシノジュンコさんが担当し

て一層舞台の雰囲気を盛り上げていました。

 終演後、関係者で祝賀会が開かれましたが、島外からの追

っかけも100人近くが参加され、家田紀子さんの人気のほど

がうかがわれます。最後は参加された家田さんのお知り合い

のあるダンサーのリードで、総立ちで踊り出して楽しい祝賀

会となりました。