放鳥トキの観察棟

yumeyumehikou-05052009-08-26

佐渡市長の高野宏一郎です。

 この数日はかなり気温も上がってきて、まあまあのお天気

が続いています。不作が心配された米も少しづつ、回復して

いるのでは・・と思っています。

 さて25日中国林業局野生動植物管理処長である王維勝氏を

迎えて歓迎の夕食会が開催されました。いつも中国でお世話

になっている中国洋県の保護センター長の丁さんも同行され

て、今年7月に中国行きの折、お会いしたばかりでしたが、

再会を喜び合いました。

 日本側は環境省の新任の塚本野性生物課長が始めて佐渡

訪れ、今回ソフトリリース予定地のケージを中国側と一緒に

視察されました。そのとき中国側から言われたことは、日本

ではトキを大事にしすぎて住民と隔離されていること・・・

ケージの施設なども無駄なお金をかけているなどなど、我々

がいつも指摘していることで、納得でした。

 さてその新しい正明寺のケージも出来てきて、既にテスト

で「むぎわらトキ」が入れられています。順化ケージの横の

山からすぐ見えるところに現在仮設で観察棟を作っています

。トキが入る月末までに入れられるように急いで建設中です

。(写真は仮設観察棟からむぎわらトキの入っているケージ

を俯瞰したものです)