県内の景気・日銀短観

佐渡市長の高野宏一郎です。

 最近の日銀新潟支店の県内の景気の動向が発表されました

。それによると県内景気は引き続き悪化しているが一部に下

げとまりの動きが見えるとありますが、輸出の持ち直しはあ

るようですが、島内経済は冷え切っています。

 20年度の国の2次補正を受けて、新潟県で最大規模の佐渡市

補正予算17億あまりも執行に向け大車輪で今月末発注の目

途がつき、さらに続いて新年度補正による25億の新年度補正

予算のうち、国会通過を前にまず佐渡汽船の1000円乗用

車割引を発表、今後中小企業向けの景気対策に職員は汗をか

いていますので、もうすぐその効果は必ず感じていただける

と信じています。

 今年観光で新潟県は大観光交流年とうたって、JRのデステ

ィネーションキャンペーン(新潟を中心とした集客重点運動

)、NHK天地人放送、国体などなど大々的な集客キャンペー

ンを打ち出しています。しかし日銀の発表にもあるようにゴ

ールデンウイーク中の観光客の入りこみは上越天地人

45.3%増、中越が29.0%増、に比べ下越佐渡はマイナス3.7

%と振るいません。

 原因は高速1000円の影響でJRから車に観光客が大幅にシフ

トし、JR頼りの佐渡が大幅に減ったものと考えます。佐渡市

は連休明けにすばやく汽船の乗用車1000円で全国の度肝を抜

く対抗手段を打ち出しました。今年もし観光客が減り続けれ

ば、佐渡観光の痛手は取り返しがつかないものになると心配

しての対策です。