素浜海岸の問題を考える

yumeyumehikou-05052009-05-07

佐渡市長の高野宏一郎です。

 5月5日 快晴の子どもの日に、「素浜海岸の宝物発見フィールド
ワーク」と銘打ってワークショップが開かれました。小木・素浜海
岸を愛してやまない人たちが、「地域の力で素浜海岸をきれいにし
たい」と願い、海岸保全のプロジェクトの立ち上げを企画しま
した。みんなで素浜海岸を歩いて、景観・環境・文化の魅力を掘り
起こし、今後の環境回復を話し合おうとするものです。

 上記のキャッチは鼓童の根岸俊昭さんの発案で、鼓童本部の眼下
に広がる6キロも続く砂浜や青い海、佐渡の歴史の奥深さを自らの
ものにしようと企画されたもので、連休も後半、田んぼも忙しいな
かで、40人もの仲間が参加しました。

 既にトキと人との共生をテーマに東工大の桑子先生の研究室もメ
ンバーやその支援グループと一緒に参加したので、参加者のめいめ
いの素浜への思いがまとめられ。素浜のゴミ問題だけでなく、羽茂
殿の夏居の城跡(直江兼継に滅ぼされた羽茂本間殿の夏の別荘)探
訪ツアーもあって、短い時間にてんこ盛り、盛りだくさんのメニュ
ーに満足しました。

 終わって桑子研究室のお手伝いで、素浜の環境復元についても熱
心に議論がなされました。一冬過ごせばあんなに清掃された海岸も
手の付けられないくらいのゴミの山です。幸い今年はモデル事業と
して国直轄で清掃プロジェクトが動き出すのが救いです。