トキ、メス全部本土へ・歌代保育園閉園式

yumeyumehikou-05052009-03-29

佐渡市長の高野宏一郎です。

 昨日(28日)両津地区の歌代保育園の閉園式でした。かっては60名を越すこども達の声であふれ返っていたこの保育園も時代の波には勝てず現在の21人は今後、夷、梅津保育所へ利用が分散することになります。

 式典の中で、こどもたちによるトキの親子のアトラクションがご披露されました。かわいい子供たちが成功しても失敗してもどちらでも良く 幼いこども達の笑顔には大人は抵抗できません。来賓として参加された3日前迄の議会でのこわもての議員諸氏も打って変わって子供のあどけなさに無抵抗で顔を崩しっぱなしでした。
最後に先生方によるフィナーレの企画が見事に失敗して(写真・あそんだうたしろほいくえんの垂れ幕が下りなかった)、皆の笑いを取っていましたが、これもご愛嬌ご愛嬌ということでした。

 帰り道、県から連絡が入り、佐渡に残っていた最後のメス、No.4が新潟市の角田山のふもとで見つかったとのニュースが入りました。絶句です。なぜメスだけが佐渡を離れるのか?(これでメスの4羽は全部本土へ)やはり当初は餌付けが必要ではないか?の考えが頭をよぎりました。
 すぐ各メディアからコメントを求められましたが、国には原因究明と佐渡への捕獲移送を訴えましたが、放鳥のやり方の問題も大いにあると考えられるので、今後の放鳥がどのように行われるのかも
説明を求めて行きたいと考えています。春は名のみの風の寒さや・・・の一日でした。