齋藤企画財政部長と観光庁

 佐渡市長の高野宏一郎です。

 今月の記者会見で佐渡市役所の齋藤元彦企画財政部長を「佐渡よいとこPR担当官」に任命しました。

 齋藤元彦君は総務省出身で30歳、4月1日赴任で国の「元気な地方応援プログラム」で佐渡からの要請に応えて国から2年間派遣です。籍は企画財政部長ですが、中央官僚の観点から佐渡全体にアドバイスと活性化に寄与してもらうものです。

 今回も「新人部長の目から見た初めての佐渡暮らし」という二枚折のパンフレットで佐渡へ住む人のためのガイドラインを発行しました。佐渡までの足、島内の移動手段、買い物、休日の過ごし方、病院・コンタクトレンズの購入、住居、奥さん同伴の家族のために等々、短いですが配慮の行き届いた内容です。

 早速昨日は「島暮らしサポーター(既に佐渡へ来て住んでいる方々で今後の佐渡暮らしを支援するグループ)」との懇談会で多くの生き生きとした意見を引き出すことに成功していました。今後も祭り等で奥さん共々遠慮なく引っ張り出して、佐渡の実態を国に知ってもらうことが必要だと思います。

 今日はニュースにも報道されていましたが「観光庁」のスタートを記念して「観光立国推進の会」が東京赤坂で開かれたので出席しました。官民で観光誘客を進めようとの企画です。小泉首相の時代、日本は観光立国が大切との考えの下に「観光庁」は本日スタートしました。

 政権スタートしたばかりの麻生首相の代理で二階経済産業大臣が挨拶され、2020年には海外観光客を倍増の2000万人を目標に賑々しいスタートとなりました。観光長官は本保芳明氏で今まで国交省総合観光政策審議官としてお世話になってきましたが、実は粟島村の本保建男村長は新長官の従兄弟同士の関係です。

 また今年の3月まで佐渡市の産業観光部長だった川島雄一郎君は新観光庁の観光地域振興部観光資源課長補佐として枢要な地位についています。1500人を超す参加者の中で彼の姿を探しましたが見つけられませんでした。
 またご両親が佐渡出身の国交省の花角英世観光政策課長は観光庁総務課長にご栄転されました。このように佐渡市霞ヶ関に徐々に太いパイプを築き始めています。